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少子化をなんとかしなくてはいけないと、色んなところで議論されていて、男どもは女がバンバン子供を産めばそんな問題は解決して年金問題や労働力不足も解決されると考えているのだろうけど……。
そんな単純な問題じゃないよねって、女性の皆さん、思いますよね~。
お笑いの方がやっている、えねちけいの経済を学ぶ番組で、面白い実験結果を紹介していた。
1962年頃アメリカで、貧しい階層の子供達に就学前教育(幼稚園のようなもの)を受けさせて、同じように貧しい階層の就学前教育を受けていない子たちと比較するというもの。
結果は、学校に入ってしまえば、どちらの学力もすぐに差がなくなってしまって、実験は失敗だったのねー、と終わった。
ところが40年後に、ノーベル賞を受賞した経済学者が、当時の子供達が40才になった時どうなっていたか追跡調査をしたら……なんと驚きの結果が。
月給2000ドル以上の人・・・教育受けた子~30%強
〃 ・・・受けてない子~10%以下
持ち家率 ・・・教育受けた子~40%弱
〃 ・・・受けてない子~15%弱
生活保護を受けていない率・・・教育受けた子~40%強
〃 ・・・受けてない子~20%強
同じ貧困層出身なのにこの差。
このことから就学前に「非認知能力」を身につけさせることが重要だということで。
で、「非認知能力」とはなんぞや? なんだけど、学力やIQは認知能力と言うそうで、そうじゃない能力、例えば、独立心、協調性、我慢強さ、感謝する心、挑戦して試練を克服する力、そういうものが「非認知能力」と言うらしい。
就学前に、こういう「非認知能力」を身に付ける教育をすると、将来立派に自立して稼いでいく国民が増える。そうすると納税率、社会保障費の納付率が上昇、生活保護受給率が低下、結果的に国の経済状態が良くなる・・・ということらしい。
成人や中高大学生に「非認知能力」を養う教育をしてみたところ、効果が無いわけではないが、就学前の子供ほどの影響は認められなかったとのこと。
こうした就学前の子供へ教育という投資をすることで得られる収益率は、なんと!
15%~17%にもなるそうだ。とても優秀な投資先なんだね~。
就学前の適切な教育が、非認知能力を育て、所得に影響を及ぼす、という結論。
ところが、現在、日本の子どもの貧困率がどんどん上昇しているようで、2004年の調査で、5歳未満の貧困率が15%近くになっている。この間テレビで、今子供の6人にひとりが貧困だと言っていたので、さらに子どもの貧困が増えているということになる。
子供が貧困ということは、育てている親が貧困ということで、親が貧困だと子供を幼稚園などに通わせる余裕が無いわけで、そういう人がどんどん増えると、将来国も優秀な働き手を得られないということで……。
そう、ただ産めばいいってもんじゃないのだ。
今の政権は国民の格差をどんどん広げていると思う。貧しい人がより貧しくなっていくようなシステム。教育も、お金がある人はどんどん良い教育を、ないひとは受けさせられない、そういうことになっていると思う。
そして日本の教育に関する助成はとても低い。幼稚園などの就学前教育の公的な助成は、日本は45%程、アメリカは75%くらい、フランスはなんと95.5%も助成している!これは、その時期の教育が重要だってことを国がわかってやっているってことなんだろうね。
貧困層が増えて子供を教育する余裕がなくなり、国も援助してくれないとなると、ますます優秀な労働力が減って、日本はまた一歩滅亡へと進んで行くんだね。
子供には選挙権ないし、若い人はあまり選挙に感心がないから、どうしてもそっち方面にはお金は流れて行かないんだと思うけど、そんなふうだとホント、日本の未来は暗いよね。
でもまあ、そんな将来のことは現在の政治家には関係ないことなんだろうね。だってその頃はみんなもう生きてないわけだから。
女が産め~~~と野次とばしてるヤツらは、絶対こういうこと真剣に考えていないよね。
そんな単純な問題じゃないよねって、女性の皆さん、思いますよね~。
お笑いの方がやっている、えねちけいの経済を学ぶ番組で、面白い実験結果を紹介していた。
1962年頃アメリカで、貧しい階層の子供達に就学前教育(幼稚園のようなもの)を受けさせて、同じように貧しい階層の就学前教育を受けていない子たちと比較するというもの。
結果は、学校に入ってしまえば、どちらの学力もすぐに差がなくなってしまって、実験は失敗だったのねー、と終わった。
ところが40年後に、ノーベル賞を受賞した経済学者が、当時の子供達が40才になった時どうなっていたか追跡調査をしたら……なんと驚きの結果が。
月給2000ドル以上の人・・・教育受けた子~30%強
〃 ・・・受けてない子~10%以下
持ち家率 ・・・教育受けた子~40%弱
〃 ・・・受けてない子~15%弱
生活保護を受けていない率・・・教育受けた子~40%強
〃 ・・・受けてない子~20%強
同じ貧困層出身なのにこの差。
このことから就学前に「非認知能力」を身につけさせることが重要だということで。
で、「非認知能力」とはなんぞや? なんだけど、学力やIQは認知能力と言うそうで、そうじゃない能力、例えば、独立心、協調性、我慢強さ、感謝する心、挑戦して試練を克服する力、そういうものが「非認知能力」と言うらしい。
就学前に、こういう「非認知能力」を身に付ける教育をすると、将来立派に自立して稼いでいく国民が増える。そうすると納税率、社会保障費の納付率が上昇、生活保護受給率が低下、結果的に国の経済状態が良くなる・・・ということらしい。
成人や中高大学生に「非認知能力」を養う教育をしてみたところ、効果が無いわけではないが、就学前の子供ほどの影響は認められなかったとのこと。
こうした就学前の子供へ教育という投資をすることで得られる収益率は、なんと!
15%~17%にもなるそうだ。とても優秀な投資先なんだね~。
就学前の適切な教育が、非認知能力を育て、所得に影響を及ぼす、という結論。
ところが、現在、日本の子どもの貧困率がどんどん上昇しているようで、2004年の調査で、5歳未満の貧困率が15%近くになっている。この間テレビで、今子供の6人にひとりが貧困だと言っていたので、さらに子どもの貧困が増えているということになる。
子供が貧困ということは、育てている親が貧困ということで、親が貧困だと子供を幼稚園などに通わせる余裕が無いわけで、そういう人がどんどん増えると、将来国も優秀な働き手を得られないということで……。
そう、ただ産めばいいってもんじゃないのだ。
今の政権は国民の格差をどんどん広げていると思う。貧しい人がより貧しくなっていくようなシステム。教育も、お金がある人はどんどん良い教育を、ないひとは受けさせられない、そういうことになっていると思う。
そして日本の教育に関する助成はとても低い。幼稚園などの就学前教育の公的な助成は、日本は45%程、アメリカは75%くらい、フランスはなんと95.5%も助成している!これは、その時期の教育が重要だってことを国がわかってやっているってことなんだろうね。
貧困層が増えて子供を教育する余裕がなくなり、国も援助してくれないとなると、ますます優秀な労働力が減って、日本はまた一歩滅亡へと進んで行くんだね。
子供には選挙権ないし、若い人はあまり選挙に感心がないから、どうしてもそっち方面にはお金は流れて行かないんだと思うけど、そんなふうだとホント、日本の未来は暗いよね。
でもまあ、そんな将来のことは現在の政治家には関係ないことなんだろうね。だってその頃はみんなもう生きてないわけだから。
女が産め~~~と野次とばしてるヤツらは、絶対こういうこと真剣に考えていないよね。
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sparrow
Alas I'm not a tiny sparrow
I have not wings nor can I fly
And on this earth in grief and sorrow
I am bound until I die
ああ 雀でもなく翼も持たない私は
飛ぶことなど叶わない
そして 悲しみと嘆きの大地に
命尽きるまで縛り付けられる
PP&MのTiny Sparrowの一節です。
優しくて哀しい歌です。
この歌のタイトルをブログタイトルにしました。
I have not wings nor can I fly
And on this earth in grief and sorrow
I am bound until I die
ああ 雀でもなく翼も持たない私は
飛ぶことなど叶わない
そして 悲しみと嘆きの大地に
命尽きるまで縛り付けられる
PP&MのTiny Sparrowの一節です。
優しくて哀しい歌です。
この歌のタイトルをブログタイトルにしました。
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砂糖 志緒
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中途半端なオタクです。
子持ちの主腐です。
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この記事へのコメント
無題
私の住む町は現在、高校生までの子供の医療費還元(申告すればほぼ全額返還)とかやってます。
それはそれでいいのでしょうが、たとえば学童保育時間が17時くらいに終了しちゃう。
イマドキ17時終了って・・!?子供がいない私でも「はぁ?」 な話。
現場のお母さんたちの話をもっと吸い上げた行政してよ! です。
子供が欲しいお母さんはたくさんいると思う。でも、環境がそれを許してくれない。
核家族化が進み過ぎて、実の親とも距離も掴みにくい。
そんな人が増えてると思う。 実際私の弟たちも親には文句ばっかり言ってますから。
・・・こんな時思うのは、金と権力が欲しい!と言う事(笑)。
政治しか知らない小父さんたちを苦労してる人たちの間に放りこんで、せめて’体験学習’させたい~~。
さておき。
子供って未来からやって来る存在。出来るならみんな無事に育ってほしいと切に願います。
Re:無題
>私の住む町は現在、高校生までの子供の医療費還元(申告すればほぼ全額返還)とかやってます。
すごい!それはいいですね。ここは全額無料は三歳までで、五歳までは一割負担、小学生になると普通にかかっちゃいます。
>それはそれでいいのでしょうが、たとえば学童保育時間が17時くらいに終了しちゃう。
>イマドキ17時終了って・・!?子供がいない私でも「はぁ?」 な話。
自治体がやってる学童保育は三年生までですしね。
でも子供って結構たくましくて、小学校に上がったばっかりの頃はひとりの家に帰るのは心細かったりするけど、学校にも慣れてくると友達と遊びまわったりして、放課後ライフを楽しんでいるところもありますよ。
>子供が欲しいお母さんはたくさんいると思う。でも、環境がそれを許してくれない。
働く女性は選択を迫られますよね。
特に責任の大きい仕事をしていると、子供を産むと仕事が続けられないから産まないという人もいると思います。でも、それって個人の問題だけでなく社会の問題でもありますよね。子供を産むと働けない世の中。最近はいろんな働き方ができる会社も増えてきて、少しずつ変わってきているようですが。
>核家族化が進み過ぎて、実の親とも距離も掴みにくい。
>そんな人が増えてると思う。 実際私の弟たちも親には文句ばっかり言ってますから。
親が近くにいるとも限りませんし、親がいない人もいますしね。
そういう場合、親が病気になると、ものすごく困りますよね。
>政治しか知らない小父さんたちを苦労してる人たちの間に放りこんで、せめて’体験学習’させたい~~。
ジャマにしかならなかったりして~(^_^;)
>子供って未来からやって来る存在。出来るならみんな無事に育ってほしいと切に願います。
日本の子供って自己評価がとても低いそうです。学力は世界的に見ても、それほど低くないのに。人の役に立っているかとか、リーダーシップをとれるかとか、努力しているかとか、そういうことの評価が、他の国に比べてダントツに低い。日本人の謙虚さが出ているせいもあるかもしれませんが。
子供達がいきいきと輝く世の中にするには、どうしたらいいんでしょうねぇ。
コメントありがとうございました