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tiny sparrow

日々のつぶやきと萌え語り ・・・・・・・・・・・・・・・ 時々BBSでもつぶやいてます φ(・ω・)                                

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kiri様のところの浩太の真っ直ぐさから、ある男の子のことが思い出されてならない。


ずいぶん昔のTV番組で、もう10年以上前だと思う。
その子は「親がいないほうが自立できる」と言っていた。
「親がいると親に甘えてしまう。自分は施設で育ったから親に甘えることができない分いろいろと自立できたから、親はいないほうがいいと思う。親は必要なかった」と。

彼は母親はいるんだけど一緒に暮らすことはできなかったようで、母親は何かの節目には会いに来ていたようだが、それは数える程でほとんど会っていないらしかった。

その番組は、中学生や高校生がひとつのテーマで話し合うというもので、その日集まった子たちは彼の意見には納得できなかったが、彼の考えを覆すような反論はできていなかった。
でも
司会の人(大人)の問いかけがきっかけで、彼の考えが変わったのだ。

司会の人の、その施設には今も行ったりしてるの?という問いかけ。
彼は高校を卒業して施設を出て働き始めていた。
でも時々は施設に顔を出していて、そこで一緒に育った子供達や職員の人たちに会うと懐かしく楽しいと彼は言った。
司会の人は「君にとってその施設は実家みたいなものなんだね。職員の人達は本当の親じゃないけど、親のような存在だったんじゃないかな。」と。
そんなやり取りがあって、彼はちょっと何か考え込んだようだった。
そして、母親が就職祝いを彼に渡してくれた時のことを語り始めた。

彼はどうしても母親に訊きたいことがあった。
〇〇という自分の名前、どうしてその名前を付けたのか。
何となく訊けずにいたことを、その時訊くことができた。
母親は「かっこいい男になってもらいたかったから〇〇と付けた」と言ったそうだ。
そんな話をした後、「親は必要ないと思っていたけど、いたほうがいいかもしれない。実の親はそばに居なかったけど、施設の人が親代わりで頼りにしていた。」というようなことを言ったと思う。

昔のことなので会話を正確には憶えていないけど、そんな感じだったと思う。
はっきりと憶えているのは、その彼がハッと何かに気づいたような表情をして、自分の意見を変えたところ。
その様子がとても素直で好ましく、それが今も強く印象に残っている。

親と離れて施設で暮らすということは、親元で問題なく暮らしている子に比べればいろいろと大変なことがあると思う。
ともすると斜に構えたり、ひねくれたりしがちじゃないかと思うのだけどそれが感じられなくて、困難な環境の中でも
この子は真っ直ぐに育ってきたんだなと思えた。

不幸な状況においても腐ったりせず、自分の考えをしっかり持っていて結構頑固。
でも自分の間違いに気づいたら、こだわりなく正せる素直さを待っている。
そんな印象は私の中で消えることなく残っていて、浩太の出現でまた引っ張りだされてきた。

不幸な出来事は時に人を歪めてしまうけれど、そうならない要素のひとつに愛情があると思う。
浩太の真っ直ぐさを作ったのは父親の愛情だと思う。それは今も浩太の中で生きていて、浩太を支えているはず。
そしてその真っ直ぐさが、浩太を支えてやりたい、応援してやりたいという気持ちを人に抱かせるのだと思う。
成瀬も、バイト先の店長も、その真っ直ぐさに好感を抱いて惹かれているはず。同級生の越智だってそうだと思う。
浩太は知らずに味方を引き寄せているのだと思う。

施設で育った彼にもきっとそういう味方が少なからずいたはず。
自分は親がいなくてひとりぼっちなんだと彼は思っていたのかもしれない。
でも司会の人の言葉で気づいたのだろう。彼を支えてくれた人たちのことに。
もちろん親の愛情や庇護とは違うだろうけど、彼を支える人は確かにいたのだ。
あの素直な感じはそのせいだと思えてならない。

そして、母親の愛情にも気づいたのだと思う。
彼がいつまで母親と過ごしたのかは分からない。
母親がどんな事情で彼を施設に預けたのかも分からない。
でも生まれた息子にカッコいい男になってほしいと名づけた母親には、確かに愛情があったと思うのだ。
名付けることで子供のしあわせを祈ったのだと思う。希望を託したのだと思う。

彼はたぶん番組の中でそんなようなことに気づいたのだと思う。
考えを変えた時の彼は、どこかスッキリとした顔をしているように私には見えた。
彼は今、もう30を過ぎた大人になっているだろう。
カッコいい男になって、大切な人と人生を歩んでいてほしいなと思う。








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無題

志緒様 こんばんは!

育った環境が少なからず人格の形成にも大きく関わる要因だとも思います。

彼の最初の発言を聞けば
彼と同じ環境にいない人や大人からすれば
疑問を持っても仕方がないかとも感じます。
でも、この時の彼にしたら、
彼なりに一杯一杯考えて出た答えがこれだったのだとも。

環境の一言で済まされはしないと思いますが
彼は横道にそれずに進んでいける考えを持てる子であったのでしょう。

多分、施設の方々も、司会者さんと同じように
ここはあなたにとって家であり家族であるのだと
話をされていたかとも思うのです。

彼にとっても施設が既に家族であったため、
言葉を聞き入れられなかったのじゃないのかな?
ほら、家族の言葉って分かってはいても素直に聞き入れられない事ってあるじゃないですか。

それを改めて第三者の司会者さんに問われ
靄がかかってた事に対して視界が開けたような
そんな感覚だったかもしれませんね。
あくまで私の想像ですがf(^_^;

素直に聞き入れた彼が一番凄いのですけどね!


浩太は『邪魔しないで!!!』と
光希君に声をあらげてしまいましたね!ww
ウッチーが必死で閉じようとしてる蓋を
浩太がこじ開けようと前進してきた!
ウッチーが思う以上に浩太は考えてるんですよねぇ(  ̄▽ ̄)

Re:無題

うさメリさま

リコメ大変遅くなりすみません!!!

>彼の最初の発言を聞けば
>彼と同じ環境にいない人や大人からすれば
>疑問を持っても仕方がないかとも感じます。
>でも、この時の彼にしたら、
>彼なりに一杯一杯考えて出た答えがこれだったのだとも。

そうなんです、彼は大真面目で発言していたと思います。
そして他の子達は納得出来なくて、親の必要性をあれこれ言っていたと思います。

>環境の一言で済まされはしないと思いますが
>彼は横道にそれずに進んでいける考えを持てる子であったのでしょう。

そうですね。彼の持って生まれた資質もあるんでしょうね。

>彼にとっても施設が既に家族であったため、
>言葉を聞き入れられなかったのじゃないのかな?
>ほら、家族の言葉って分かってはいても素直に聞き入れられない事ってあるじゃないですか。

血はつながっていなくても自然に家族のようになっていたのかもしれませんね。
でも家族で過ごしたことがない彼にとって、それもひとつの家族だということには思い至らなかったんでしょうね。

>それを改めて第三者の司会者さんに問われ
>靄がかかってた事に対して視界が開けたような
>そんな感覚だったかもしれませんね。
>あくまで私の想像ですがf(^_^;

私もそんな感じがしてます。
彼はそこのところは語らなかったので実際のところはどうかわかりませんが。

>素直に聞き入れた彼が一番凄いのですけどね!

私もそこに、なんか感動してしまったんです。
ああ、こんな真っ直ぐな子がいるんだ!と。
施設というと、とかく職員の不祥事が取り沙汰されますが、そういう人ばかりじゃなく、子供達のために愛情を持って接している職員の方もたくさんいるんだなと思いました。
そうでなければ彼のような真っ直ぐな子にはならない気がします。



>ウッチーが思う以上に浩太は考えてるんですよねぇ(  ̄▽ ̄)

そうそう!浩太がどれだけうっちーのことばかり考えてるか、うっちーに教えてあげたいですよね!これは浩太の初恋なんだよってね。
それが分かっても、うっちーが悩むことには変わりはないんでしょうけど(^^;


こんなこと言うともっと暑い地域の方に笑われそうですが
この所暑かったせいかぐったりしてしまいPC開いても起きていられなくて寝てしまって、夜中に目が覚めても以前のように起きてコメしたりできなくなってしまいました。
もう夏バテです。夏休みはこれからだというのに(泣)
夏は嫌いだあーーー!

コメントありがとうございました

無題

何度か読み返してました。

私だったら・・、と思って。
愛情って、鳥のヒナが必死に口を開けて親鳥が与えてくれるエサをもらう、そのエサ、みたいな気がします。
自分の体と心を作っていくために必要なもの。

彼は、そこにいる人たちとは少し違った愛情をもらったけど、ちゃんと受け止めて育ったのではないでしょうか。
彼自身気付いてなくても、根ッこになって彼を支えている。その基盤が揺るぎ無くあるから、変化(この場合は司会者の言葉)を受け入れられる。。


私だったら受け入れられたとしても、もっと感情的になっていたかも。
彼の潔い部分に拍手を送りたいし、無くなって欲しく無い、と思いました。

Re:無題

ますみさま

>愛情って、鳥のヒナが必死に口を開けて親鳥が与えてくれるエサをもらう、そのエサ、みたいな気がします。
>自分の体と心を作っていくために必要なもの。

そうですよね。自分の体と心を作っていくために必要なもの。
特に子供には絶対必要なものだと思います。
お腹が満たされて、清潔にしてもらって、安全な寝場所がある。
それだけでは人間に育っていかない。
触って、抱きしめて、笑いかけて、語りかける。
それって愛情ですよね。
そういう愛情があって、初めて人間に育っていくんだと思います。

>彼は、そこにいる人たちとは少し違った愛情をもらったけど、ちゃんと受け止めて育ったのではないでしょうか。
>彼自身気付いてなくても、根ッこになって彼を支えている。その基盤が揺るぎ無くあるから、変化(この場合は司会者の言葉)を受け入れられる。。

そう。本人が気づいていなくても、肉体も精神も人間として機能しているということは、乳幼児の時に確かに愛情を受け取っていたということだと思うんです。それが実の親からの愛情でなかったとしても。そして彼の変化を受け入れられる心は、彼の近くに程よいサポートをしてくれる人がいたからなんだろうな~と、想像しちゃいますよね。

>私だったら受け入れられたとしても、もっと感情的になっていたかも。

討論に参加していた子たちのほうが感情的だったような気がします。

>彼の潔い部分に拍手を送りたいし、無くなって欲しく無い、と思いました。

そうなんですよね~。
浩太の真っ直ぐで、がんばり屋で、ちょっと頑固なところを見ていると、彼のことが思い出されて、浩太と同じように、そういう素直なところをなくしてほしくないなあ、なんて思ってしまいます。
自分が素直じゃないから余計にそう思うのかも(;^ω^)

コメントありがとうございました

sparrow

Alas I'm not a tiny sparrow
I have not wings nor can I fly
And on this earth in grief and sorrow
I am bound until I die

ああ 雀でもなく翼も持たない私は
飛ぶことなど叶わない
そして 悲しみと嘆きの大地に
命尽きるまで縛り付けられる

PP&MのTiny Sparrowの一節です。
優しくて哀しい歌です。
この歌のタイトルをブログタイトルにしました。

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