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アニメ「銀の匙」の、八軒が学祭の準備で倒れて入院した回での、八軒と父親のやりとりを見て、ああ~、ありがちな父と息子の関係だなあ~と。
どうしてこうなっちゃうかなあ、お父さん。
お父さん、息子のこと心配してるんですよ。でもこれじゃ息子に伝わらないんだよね。
子供、特に息子に対して、父親って自分の理想を押し付けがちだと思う。
自分が運動できたり腕っ節が強かったりすると、息子にもそういうものを求める。
自分が頭良かったりすると、中途半端な努力じゃなく、とことん頑張って高みを目指すことを要求する。
で、息子は息子なりに目指すものがあったり、考えていることがあったりすると、ものすごく父親に反発したり憎んだりする、っていうことよくあるんじゃないかな。
八軒の父親もそんな感じ。
八軒は勉強できるんだから、その道に邁進してほしかったんだろう。
でも八軒は勉強一筋の自分がわからなくなっちゃったんだと思う。
で、父親高圧的でうざいから寮のある農業高校に逃げた。
そして農業高校に入学した後も何を目指したらいいのか迷っている。
そういう迷っているところも父親としては許せないんだろうなあ。
お前は一体何をしてるんだ。辛いことから逃げているだけじゃないのか、と。
従兄弟にもそういう子がいた。その子なりに頑張っているのに、父親はまだまだ努力が足りない、もっと頑張れるはずだと、子供のやりかたを認めないので、その子は早々に家を飛び出して行った。父親から離れたかったのか寮がある高専に入学して、自分の意志で自分の人生を着実に歩いて行った。
挫折らしい挫折を経験しないで、自分の定めた道を歩いて成功してきた人には、自分のやり方は正しいという自負があるから、違うやり方を選ぶ子供を正しい方向に導きたいだけなんだろうけど、そしてそれは概ね正しい方向なんだろうけど、その方向にどうしても進めない人間もいるということが、きっと理解できないのだと思う。
俺ができたことがどうしてお前にはできないのか、と苦々しく思うのだろうが、息子にできて父親にできないことだってあることには気づかない。気づきたくないのかもしれない。
男として、いつまでも息子より上でいたい気持ちもあると思う。
どこかにそういう、子供に負けたくないっていう、子供と張り合っちゃうところ、父親にはあるよね。
まあそういう感じで、絶対息子を認めない頑なな父親の態度で、親子関係がこじれにこじれるケースもあるし、父親が息子を認める、あるいは息子が父親を理解するっていうことで、収まるケースもあると思う。
男って親子でも勝負の世界なんだろうか、やっぱり。
アニメ見てそんなこと考えました。
マンガの最新巻では、八軒ついに父親と正面切って対決のようですね。
息子が乗り越えるべき壁として、頑固親父も必要だと思いますが、いろんなケースがあるからねえ。
正解って、ないですよね。
第二期のアニメのエンディングが、とても気に入ってます。
アニメスタッフの方のイラストだと思いますが、水彩タッチのこの絵がとても好きです。
このエンディング、つべに上がっていたのでリンク貼っておきます。
とってもすてきな絵なので見てみてください~。
https://www.youtube.com/watch?v=AU3cwAPXd5g
どうしてこうなっちゃうかなあ、お父さん。
お父さん、息子のこと心配してるんですよ。でもこれじゃ息子に伝わらないんだよね。
子供、特に息子に対して、父親って自分の理想を押し付けがちだと思う。
自分が運動できたり腕っ節が強かったりすると、息子にもそういうものを求める。
自分が頭良かったりすると、中途半端な努力じゃなく、とことん頑張って高みを目指すことを要求する。
で、息子は息子なりに目指すものがあったり、考えていることがあったりすると、ものすごく父親に反発したり憎んだりする、っていうことよくあるんじゃないかな。
八軒の父親もそんな感じ。
八軒は勉強できるんだから、その道に邁進してほしかったんだろう。
でも八軒は勉強一筋の自分がわからなくなっちゃったんだと思う。
で、父親高圧的でうざいから寮のある農業高校に逃げた。
そして農業高校に入学した後も何を目指したらいいのか迷っている。
そういう迷っているところも父親としては許せないんだろうなあ。
お前は一体何をしてるんだ。辛いことから逃げているだけじゃないのか、と。
従兄弟にもそういう子がいた。その子なりに頑張っているのに、父親はまだまだ努力が足りない、もっと頑張れるはずだと、子供のやりかたを認めないので、その子は早々に家を飛び出して行った。父親から離れたかったのか寮がある高専に入学して、自分の意志で自分の人生を着実に歩いて行った。
挫折らしい挫折を経験しないで、自分の定めた道を歩いて成功してきた人には、自分のやり方は正しいという自負があるから、違うやり方を選ぶ子供を正しい方向に導きたいだけなんだろうけど、そしてそれは概ね正しい方向なんだろうけど、その方向にどうしても進めない人間もいるということが、きっと理解できないのだと思う。
俺ができたことがどうしてお前にはできないのか、と苦々しく思うのだろうが、息子にできて父親にできないことだってあることには気づかない。気づきたくないのかもしれない。
男として、いつまでも息子より上でいたい気持ちもあると思う。
どこかにそういう、子供に負けたくないっていう、子供と張り合っちゃうところ、父親にはあるよね。
まあそういう感じで、絶対息子を認めない頑なな父親の態度で、親子関係がこじれにこじれるケースもあるし、父親が息子を認める、あるいは息子が父親を理解するっていうことで、収まるケースもあると思う。
男って親子でも勝負の世界なんだろうか、やっぱり。
アニメ見てそんなこと考えました。
マンガの最新巻では、八軒ついに父親と正面切って対決のようですね。
息子が乗り越えるべき壁として、頑固親父も必要だと思いますが、いろんなケースがあるからねえ。
正解って、ないですよね。
第二期のアニメのエンディングが、とても気に入ってます。
アニメスタッフの方のイラストだと思いますが、水彩タッチのこの絵がとても好きです。
このエンディング、つべに上がっていたのでリンク貼っておきます。
とってもすてきな絵なので見てみてください~。
https://www.youtube.com/watch?v=AU3cwAPXd5g
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sparrow
Alas I'm not a tiny sparrow
I have not wings nor can I fly
And on this earth in grief and sorrow
I am bound until I die
ああ 雀でもなく翼も持たない私は
飛ぶことなど叶わない
そして 悲しみと嘆きの大地に
命尽きるまで縛り付けられる
PP&MのTiny Sparrowの一節です。
優しくて哀しい歌です。
この歌のタイトルをブログタイトルにしました。
I have not wings nor can I fly
And on this earth in grief and sorrow
I am bound until I die
ああ 雀でもなく翼も持たない私は
飛ぶことなど叶わない
そして 悲しみと嘆きの大地に
命尽きるまで縛り付けられる
PP&MのTiny Sparrowの一節です。
優しくて哀しい歌です。
この歌のタイトルをブログタイトルにしました。
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砂糖 志緒
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中途半端なオタクです。
子持ちの主腐です。
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この記事へのコメント
無題
ワタシ『銀の匙』見てないのです…
中健君で映画にもなったんですね
志緒様は観るのかな?
エンディングの見ました!
絵も良いけど曲調もイイですね♪
すんなり耳に入って来ました!
父と息子の親子関係って、
母と娘の関係も変わりないかもしれないけど
親をよく見てると思う。
親の方が、自信を持って生きて来ている人なら
自分の生き方を伝授したい気持ち有るでしょうね。
まぁ、子供にとったらそれを押し付けと感じるのかもしれない。。。
志緒様のおっしゃる通り、父親である前に男という思いは強いかもしれないですねぇ。
うちなんか、父親は自分中心に世界が回ってるような人でしたから
兄は反面教師で゛こう言う人にはならない!!゛と強く思っていたと思います。
私も父親のような人は絶対ヤダ!!!ですからww
今じゃ仏壇にチ~ンしながら
時折思い出す父の悪行を、遺影に向かって喋りかけ
笑いのネタにしてますけどねww
Re:無題
リコメ大変遅くなってすみませーん
子供の卒業式やら、単身赴任夫の一次帰還やら、その他諸々がありましてほとんどPCに触れることができない日々でした(涙)
でも、これが普通の主婦の毎日なんですよね。
銀の匙、映画は観に行きません。TVでやったら観ます。
リンク貼っているエンディングの歌は素人さんが「歌ってみた」歌なので、オリジナルとは違いますが、結構雰囲気出してます。
>志緒様のおっしゃる通り、父親である前に男という思いは強いかもしれないですねぇ。
娘にはデロ甘なお父さんもよくいるけど、息子には厳しいような気がする。
逆に母親は娘より息子に甘いのかなあ。うちは息子二人なので比較対象がなくてよくわかりませんが。
>うちなんか、父親は自分中心に世界が回ってるような人でしたから
>兄は反面教師で゛こう言う人にはならない!!゛と強く思っていたと思います。
>私も父親のような人は絶対ヤダ!!!ですからww
息子の場合は「絶対父のような人にはならない」娘の場合は「絶対お父さんのような人とは結婚しない」って思うことってよくあるんだと思います。
でも息子って、いつの間にか父親に似てくるんですよね。
姿形だけでなく、気づくと父親みたいな物言いをしていたり。そして似たもの同士で余計に反発しあったり。
娘と母親もそうかもしれないけど。でも母娘の場合は女として我慢しなければならないことや苦労をしたことで共感して通じ合うってことも多いような気がしますね。
>今じゃ仏壇にチ~ンしながら
>時折思い出す父の悪行を、遺影に向かって喋りかけ
>笑いのネタにしてますけどねww
お父さん、聞きながら苦笑いしてるかも~(笑)
コメントありがとうございました