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tiny sparrow

日々のつぶやきと萌え語り ・・・・・・・・・・・・・・・ 時々BBSでもつぶやいてます φ(・ω・)                                

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明良に譲れない一番があるように
亨にも譲れない大切なものがある。
もちろん愛は大切で、天秤にかけてどちらかを捨てることなどできない。
でも、究極の選択でどちらかを選ばなくてはいけないとすれば
その時は、誇りを選ぶのだろうか。

実はTVドラマを見ていて、上のようなことを考えさせられた。

「鴨、京都へ行く」というドラマで、主人公の上羽鴨(うえば かも)は東大出で財務省キャリア。
京都の高級旅館「上羽や」の女将(鴨の母親)が亡くなって
旅館経営なんかこれっぽっちもする気がなかった鴨が
なぜか女将になって借金まみれの旅館を立て直していく。
簡単に言うとだいたいこんなドラマです。
詳しくはフジテレビHPへ

今回のお話は、わがまま言い放題で高飛車な、ファッションブランドの社長夫人が
指輪がなくなったと言って大騒ぎして、従業員を疑うという事件がメイン。
彼女はテーブルに指輪を置いた気になっていたのだが、実はテーブルから転がり落ちて
その下にあった自分のバッグに指輪が落ちて入っていたというオチ。
(え?私の勘違い?)と社長夫人の過失認定されそうな時、
仲居頭の鞠子は「私がバッグに入れました」と、社長夫人の立場が悪くならないようにと嘘をつく。
そういうことを知らない夫の社長は、警察まで出てきた大騒ぎに、
従業員のせいで迷惑をかけられたのだからと、女将に謝罪を要求する。

旅館側に落ち度はなかったので逡巡する鴨。
でも鴨は決意して客に頭を下げて謝罪する。
旅館側に落ち度はなかったから、性格上鴨に謝罪なんか出来るわけがないと誰もが思った。
そして誰もが驚いた、気が強くて、合理的じゃないことを認めたくない鴨が……と。
プライドを捨てて謝罪したと、みんな思った。
でも仲居頭の鞠子には分かっていた。
プライドを捨てたから謝罪ができたのではないことが。
後で事の顛末を聞いた梅垣やの女将鈴風(すずか)にも分かっていた。
彼女はこう言った。
「あの子に初めてほんまもんのプライドが芽生えた。女将としてのプライドが。
だから頭を下げることが出来た。」と。

鴨が頭を下げたことで多くの人が心を動かされた。
従業員たちは未熟な女将と侮っていたが
頭を下げた鴨をかっこ良かったと陰で褒め、
彼女となら旅館再建ができるかもと希望を抱く。
そして、今回アメリカ勤務になるのを機会に、結婚してついてきて欲しいと
鴨にポロポーズした、同じく財務省エリートの彼氏。
彼氏も鴨の謝罪を見ていてこう言った。
「驚いたのは、きれいだったから。あんなきれいな鴨、初めて見た。」
彼氏も鴨のプライドに気付いたひとりだったのだろう。
鴨はプロポーズを断って、旅館を選んだ。

鴨は亨のように宿命なんて背負う気は微塵もなかった。
京都も旅館も母親の生き方も大嫌いだった。
それなのに旅館に関わっていくうちに、今まで知らなかった、
知ろうともしなかった母親の姿をその中に垣間見るようになり、
生前の母親に「あんたには絶対無理やわ。」と言われた
女将としての生き方から「逃げたくない!」と思うようになる。

愛をとって旅館を捨てたら、いずれ彼女は絶対後悔するんだろうなと思ったら、
亨のことが頭に浮かんで、亨もそうだったんだなと思った。
なりふり構わず働き、惨めに土下座しようとも、それはプライドを捨てたからできることではなく、
会社を守るものとしての、プロとしての誇りがそうさせるのだと。
鴨がそのことに自分では気づいていないように
亨も、その誇りにはっきりとは気づいていないのかもしれない。
でも亨には捨てられなかった、鴨にも捨てられなかったもの。
亨は明良の一番は自分じゃないと言ったけど、
そういう点では、亨の一番も明良ではない。
うまく言えないけど、そんな「誇り」。

そして旅館を選んだ鴨は、泣いて泣いて泣き疲れてすっきりして。
その後には、また気持も新たに歩き出すのだろう。
合理主義で有能な彼女だが、意外と不器用でひとりで突っ走ってしまったり。
でも何気に愛されキャラで。
そういう彼女の強情で不器用だけど一生懸命さに惹かれる人も多い。
そういうところは男と女の違いかな。
亨の誇りにだって、社員はきっと気づいていて、この人について行きたいと思ったに違いない。
でも亨は孤高の人で、心のなかには明良しかいない。
ここが辛いところかなあ。



愛は大切で、愛する人と共に歩むことは幸せなことだと思います。
でも、そういう愛を失った時、人を支えるのは「誇り」なのかなあと思ったのでした。


誇り、それは愛より重いこともある。・・・ナンチャッテ







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無題

こんばんは。

亨の心情が吐露されるたびに色々考えてしまいますね。
愛を胸に抱いたままで生き続ける事が出来るのか、とか、
欲しいものが指の間からこぼれてしまうのを止める事はできないのか、とか。

亨の誇りは、自分以外の人のためでもあるのでしょう。肩代わりなど考えた事も無い。
その潔さにはただ脱帽するばかりですけど。

たった一人で背負うには重すぎるのに・・・・。


急いで大人になった分、失くしたモノが多すぎて乾いた心を、明良は潤わせる事が出来るのかしら?

全ては無理でも、覗けるようになるといいですね、豊かな緑に風が吹き通るようになった亨の内側を。

Re:無題

ますみさま

自分の愛情と、自分の生きる道。
この2つが一致すれば幸せなんでしょうけど
いつもそうとは限らないところにドラマが生まれるんでしょうね。

鴨の場合は、何百人も従業員がいる亨なんかとは会社の規模が違うし
女将としては素人で、皆の助けがなければ何も出来ない状態。
旅館経営者としては無能なのにプライドは高くて、可愛げがない・・・ように見えて
自分が間違っていると気づけば素直に認めるし、根性もあって、
逆に素人の彼女に大切なことを気づかされたりして、
そんな鴨に、皆の眼差しもだんだん暖かくなってきて、結構愛されキャラだなって思います。
支えてくれる幼馴染もいるし。
でも亨の場合は有能すぎて、誰もその懐に入って行けないんでしょうね。
亨自身が明良以外の人を懐に入れる気がないっていうのもありますけど。
信頼されて尊敬されるけど、孤高の存在。
有能なのに、不器用で、そういうところが痛々しいです。
何もかも一人で背負って、それ故の乾きを明良にぶつけてるみたいで
明良もたまったもんじゃないですよね(苦笑)
kiri様がどうやって亨を潤してくれるか、楽しみに待ちましょう(^^)

コメントありがとうございました

誇り

ハァハァ、ゼェゼェ…。
リコメと改稿、頑張ったーーーっ。

で、悪推会の会長様より、お知らせ頂いて。
読んで、やっぱちょこっと書きたくなりました。

明良の父を見て、亨が感じた。
「プライドと誇りは別のところにある」
これが、私的なネックでもあります(自己満ネック)

まさに、志緒さんの記事のような感じをイメージしたの。
だから、ウズウズして書いてます(笑

訳せば、同じ言葉なんですが…。
プライドはへし折られる…とも言いますね。
それを折って、初めて仕事の意味がわかるとも。
でも、誇りが心の奥底にちゃんと存在してれば、背筋を伸ばせる。
そんなイメージです(わかりにくい

最初は、読者さんの感想の中に。
「全てを捨てて、明良と生きる」ということを望む声も多くて。

亨に宿命を捨てさせる選択は、私の中には100%無かったので。
本当に愛してるなら、そうすべきだと言うお声。
それが出来ない=愛してない
そういうんじゃないんだと言うことを、分かって頂くまで、時間を費やしたことが、昨日のことのようです~~笑

亨が明良を取ったら、お話もドロドロしなくて、
純愛で済んだんですけど…。
出来なかったです。

格好悪くて、格好イイ。
私の中の亨は、そんなイメージです。
だから志緒さんの記事のドラマに、とても共通した部分あります。

生まれながらにしても、彼はその中で生きることを当然だと思ってるし、無理強いされてる訳でもない。
それを証拠に、仕事になると力を発揮して水を得た魚のようになる。
明良の前では、あんなにダメダメなのに…。

亨には、亨の場所がある。
明良にも、明良の場所が。
洋平にも、洋平の場所が。

わかりにくいコメントだなぁ…我ながら。
こんなんで、よく小説書いてるもんだ。笑

Re:誇り

kiri様!

コメント凄いことになってますね!
リコメと改稿、お疲れ様でした!!!

鴨が恋人より旅館を選んだのを見て、
そしてプライドを捨てて頭を下げたのではなく
女将としてのプライドが鴨に頭を下げさせた、というところで
亨もそうだなって、これだなって思ったんですよね。

形だけの、上っ面だけの安っぽいプライドをプライドだと勘違いしがちだけど
本当のプライドはもっと深い所にあるということでしょうか。
プライドをへし折られて、本当のプライドに気づいていくのかも知れませんね。
そして、そういう真のプライドに触れた時、人は美しさとか気高さとかを感じるんでしょうかね。

ドラマに出てきた社長夫人。
鴨が女将のプライドに目覚めたことで、彼女も変わっていきます。
彼女はプライドを捨てて生きていた自分に気づかされたんです。
昔はカリスマエステティシャンとしてバリバリ働いていたのに
社長夫人になった今は、忙しい夫とのすれ違いの日々と、夫の浮気に心をすり減らしている。
鴨を見て、自分もプライドを取り戻さなきゃって思ったんでしょうね。
彼女、メールで鴨に自分の決心を伝えるんです。
「同じ我慢なら、仕事で我慢するわ。
同じ屈辱なら、仕事で屈辱を受けるわ。
そして自分の足で歩いて行く。」
これって、明良の心情にも通じるところがありますよね。
女だってこんなふうに思うんだから、明良も頑張らなくちゃね。

プライド、誇り、自尊心、いろんな言い方があって
説明するのは難しいですね。
でも、ドラマ見た時にkiri様が言いたかったのはこういうことだなって思って書いてみました。

純愛に生きるのは美しいけど
プライドを持って生きるのはもっと美しいかもって思いました。

コメントの嵐で大変だったのに
わざわざコメントありがとうございました

ネタバレで得した気分

志緒さまの文章って、分かりやすいですね。
私も「鴨、京都に行く。」を見る時あります。
息子がビデオに撮って暇な時見るので、私もちょっと見てます。

まだみてなかったけど、見た気分になりました。ありがとうございます。

知ってる景色が出たりするので、それで見ているようなものなんです。
一度撮影現場にも遭遇しました。
子どもが旅館飛び出した回で、多くのスタッフが木屋町の高瀬川に居たので何かなって思ったら、子役が携帯いじってました。
ドラマでは一瞬でしたがね。

仕事に対する誇りですね。

何でもkiriさまワールドに関連つけて考える志緒さま、色々勉強になります。

Re:ネタバレで得した気分

蝶丸さま

わかり易かったですか?良かったです~。
亨のこと書きたかったんですが、ドラマの内容も書かないと通じないので、
でもあまり詳しく書いてもどっちがメインなんだか分かんなくなっちゃうし、
ちょっと悩むところです。

息子さん見てるんですね。
地元の知ってるところがドラマで出てくると、ちょっと嬉しいですよね。
京都だったら有名なところだらけだから、しょっちゅう出てくるんじゃないですか。

>何でもkiriさまワールドに関連つけて考える志緒さま、色々勉強になります。

いえいえ、いろいろなことに関連付けられるような小説書いてるkiri様が凄いんですよ。

コメントありがとうございました

プライドと誇り

わははは。志緒さん、もう、消して(泣)

kiriさんが夜中に書いてはりますが。
私の中では、亨が家も会社も捨てるのは無しです。
いや、あっても良いけどkiriさんが書かなくてもそういう甘々は他に有りそうなんで、捨てなくて良い。むしろ、捨てられる訳、ないでしょ、そんな簡単に。てかんじかな。
我が家は自営業です。モチロン、鹿島建設(笑リアルに有りそう)みたいな、中企業ではなく、個人経営です。
サラリーマンの娘だった私には、そこが解ってないと何度も怒られまして(苦笑)
でも、たしかに経営者、て。背負うものが、大きい。
社員、社員の家族。もしかしたら重病の両親や子どもがいたりとか、塾代が高くついてでも国立大行って将来ノーベル賞取るかもしれないとか、スポーツ教室にお金掛かるけど将来オリンピック金メダリストになるかも、とか…(笑)
いえ、普通の家庭も潰す訳にはいきません。
派手でも細やかでも、みんな、自分の人生を歩いている。
それをずっと子供の頃から見せられて育てられた亨に、捨てられる訳もなく。
だから、宿命 です。
コレが明良にも篠原にも無い、亨が一番羨ましく、憎む事さえあった部分ですよね。

で、プライドと誇り。
プライドなんてのは、日本語にしたら自尊心ですよ。自分が勝手に尊いと思ってる。 他人からみたら解らないかも。
でも、誇りって、違うかな。
何だろ、なんか裏付け? みたいなのが有る。…ような気がする。
それは、もう、天皇陛下一族に有るような。
いえ、別に右な訳ではないですが、やはり何とも言えぬモノが一瞥しただけで、有るような気がしました。(だから、嫁は大変(泣))

何書いてるのかわからなくなってきた。

兎に角、そんなわけで、プライドなんてナンボ捨てても大丈夫。
でも、誇りは捨てないで。て、思う。
それは、今後の明良もそう。
男なんだから、自分の仕事に誇りを持ってる。
だからこそ、愛人の立場は甘んじて受け入れても、仕事はちゃんとさせろ‼ て、怒って良いよ〜。
あ、コレはkiriさんとこに書くつもりだったけど、あまりにコメ凄かったんでやめちゃった。




で、私は何を書いたんだ?
オチは着いたんやろか・・・

Re:プライドと誇り

優さま

わははは!あっちでこっちで優さま面白すぎ(≧∇≦)ノ彡☆バンバン!
ハイ消しときました。

リコメが遅くなってすみません!
なんか物凄く眠くて、PC開いても目を開けていられなくて、寝てました。
なんでこんなに眠いんだろう?

優さま、経営者の嫁になって苦労されてるんですね。
実は私の親もいわゆるサラリーマンではありません。
会社から給料もらってましたが。
身内でやってる零細企業だったんで、肩書きは専務でも全然重役気分はなかったですね(苦笑)
亨のとこみたいな大会社の影響をモロに食らって右往左往するほうの立場です。
忙しい時は死ぬほど忙しく、暇になると何も仕事がなくなる、そんな感じ。
社員もいましたが、仕事ない時は解雇して失業保険で繋いでもらって。
祖父が始めた仕事で、男兄弟三人がそれを支えてました。
でも業種自体が先がない状況で、大会社も規模縮小して撤退していく中、三兄弟とも子供にあとを継がせるとかはあまり考えてなかったですね。
やっていくとしたら、最新の技術を身につけ全く新しい感覚で付加価値をつけたことを始めないとだめでしょう。職人じゃなくてクリエイターにならなきゃ未来のない仕事でした。
で、父の代で会社は閉めました。
だから私の感覚はサラリーマンの娘と同じ。
亨みたいな人の気持ちは正しく理解することはできないでしょう。

プライド、英語ですが、日本語に訳すると、自尊心、うぬぼれ、思い上がり、というのもあるけど、誇りという訳もある。
誇り、自尊心、自負、矜持、なんて言葉を辞書で調べると二面性がある言葉だなあと思います。
自分のことを自慢して自惚れているという面と、自分の力を信じて真摯に事にあたるみたいな、高潔な面。
これはもう、言葉を使う人の感性というか、その人の持つイメージによるところが大きいような気がします。
「誇り」「矜持」という言葉には、私は高潔なイメージを持っていますが。
人それぞれ、感じるところは様々でしょう。

仕事だけではなく、その人なりの、これは譲れない、というものがあると思います。
例えば戦国時代の武家の娘のような。
家の都合で、あっちからこちへと嫁がされ、何もかも毟り取るように奪われても、それでも心の中で砕けずに光を放つもの、そういう誇りもあるような気がします。

なんにしても、男は仕事しないと腐っていくような気がします。
女も仕事して自分の足で歩いていくことは大事なことですが、
女の場合いわゆる仕事とはまったく別のステージで成長したりしますよね。
とにかく、仕事ができない能なし認定されると、男は女の10倍以上、自尊心が傷つくんじゃないでしょうかね。
そんな気がします。

私も何書いてるのかわからなくなってきたので、この辺にしときます。

>オチは着いたんやろか・・・
あ……やっぱりオチがないとダメ?

コメントありがとうございました

sparrow

Alas I'm not a tiny sparrow
I have not wings nor can I fly
And on this earth in grief and sorrow
I am bound until I die

ああ 雀でもなく翼も持たない私は
飛ぶことなど叶わない
そして 悲しみと嘆きの大地に
命尽きるまで縛り付けられる

PP&MのTiny Sparrowの一節です。
優しくて哀しい歌です。
この歌のタイトルをブログタイトルにしました。

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